お彼岸
お彼岸はインドにもない日本独自の仏教行事です。彼の岸という「彼岸」とは生死を離れた平安な涅槃の世界のことで、苦しみ多く迷いの世界が此の岸で「此岸」といいます。
仏教の目的を簡単に言えば「煩悩で迷う岸から、悟りの岸に至る」ということです。
私たちの生活する娑婆世界は煩悩も多いです。ゆえに欲望が生まれ、迷い苦しむのです。
ですから苦悩のない悟りの世界(あの世)に行くため、仏さまと修行をする訳です。
こちらの岸から、あちらの岸へ「三途の川」を泳いで渡るにはすごく大変そうです。(とくに三途の川を渡られるのは、ご高齢な方が多いですので!)
仏さまの教えで「船に乗って安心して」お渡りなるのが最適です。その船に乗る際に、つまずいて川に落ちないように、ご承知のとおり「六波羅蜜」(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)の修行がきっと役に立つでしょう。
お彼岸の期間は「春分と秋分の日」それぞれを「中日」とし前後を挟んだ一週間です。
多忙な現代人は、普段の生活での「反省」、ご先祖様への「感謝」、徳を積む「努力」それら「ご供養をする心」を忘れがちです、それを思い出せる「心のリフレッシュ週間」なのです。
お彼岸中の間だけでなく、常に迷いの岸から悟りの岸へ渡れるように精進することが、何より大切なことでしょう。
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